血液検査が全てじゃない!アレルギーは実際に食べられるか否かが重要な説
食物のアレルギー検査には大きく2種類があります。
血液を採取して抗体を調べる「血液検査」と、
実際にアレルゲン物質を摂取して反応を診る「食物負荷試験」です。
食物アレルギーについての考え方は医師によってもさまざまですが、
『血液検査の結果はあくまでも参考程度で、重要なのは実際に食べられるかどうかだ』
という考え方が最近では主流のようです。
今回はそんな、「血液検査でアレルギー反応が出たからと言って、必ずしも食べられないとは限らないし、その逆もありえる」という話です。
あくまでも私と息子の経験による話なので、こんなこともあるんだなーくらいに軽く読んでもらえれば幸いです。
初めてのアレルギー検査は陰性、異常なしだった
小麦・卵アレルギーの息子ですが、実は初めての血液検査ではアレルギーは陰性だったんです。
息子が初めてアレルギーの血液検査をしたのは生後6ヶ月頃のことでした。
アレルギーを疑ってはいたものの、結果は異常なし。
小麦アレルギーを疑っていただけに、小麦(グルテン)の数値も問題なしと知って驚きました。
パンを食べたらブツブツが…
しかし、
しかしですよ。
実際に離乳食でパンを食べさせてみると、
プツ……プツプツプツ……と、
蕁麻疹が出てしまったんです。
そこまで酷い症状ではなかったのですが、
完全に油断していたところで症状が出てしまい
不安で近所の内科小児科にかけこみました。
結局その日は症状が悪化することなく、様子見となりました。
2度目の検査でアレルギー反応が
血液検査をした小児科アレルギー科で、再び相談したのは後日のこと。
パンで蕁麻疹が出たと話すと、医師は驚いていました。
そりゃあ、検査で異常なしだったんですもの。
私もびっくりしましたよ(笑)
それならば改めてと、2回目の血液検査。
その時に小麦と卵のアレルギー反応がでたのです。
そこから息子の食物アレルギー生活が始まりました。
ちなみに、アレルギーの数値はその後、検査のたびに、悪化しています。
なんと3歳の時に受けたアレルギー検査では、小麦粉と卵だけではなく、普段から食べている牛乳やゴマなどの数値も悪化し、
数値だけ見るとアレルギーだらけの結果になってしまったんです💦
アレルギーは数値だけで判断できない!
検査では異常なしなのに、実際に食べたらアレルギー反応がでたり、
検査ではアレルギーを示しているのに、実際に食べても何も問題がなかったり、
私たちが経験しているように、血液検査だけでは分からないのがアレルギーの難しいところ。
実際に息子は数値上では牛乳やゴマもアレルギーということになっていますが、
いまのところ普通に食べていますし、気になるアレルギー反応も出ていません。
このように、数値で異常なしでもアレルギー反応がでることはあるし、
反対に数値がでていても食べられることもあるようです。
現在、アレルギーは大きな病院に通って診てもらっていますが、
そちらの担当医も、数値で牛乳やゴマアレルギーがでていても、実際に食べられているのら今まで通り食べ続けて問題ないと仰っていました。
アレルギーの考え方は医師によっても異なりますし、
何が正しいのか正直なところ素人の私には分かりません。
でもこういう事もあるんだなーと、
こんな私たち親子の経験がなにか参考になれば幸いです~